ネットゼロを目指す「Race to Zero(レース・トゥ・ゼロ)」 参加に必要な4つの基準を知る

Race to Zero

Photo by 一列に並んだ風力発電用の風車

「Race to Zero」とは、2020年6月5日の世界環境デーに開始された国際キャンペーン。世界中の企業や自治体、投資家、大学などの非政府アクターに、パリ協定の実現に向けた取り組みを促す。遅くとも2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロを目指すことも、参加条件の一つである。

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2021.04.30

Race to Zero(レース・トゥ・ゼロ)とは

海外線沿いの森林

Photo by Nick Perez on Unsplash

Race to Zero(レース・トゥ・ゼロ)とは、世界的な脱炭素化に向けて、UNFCCC(国連気候変動枠組条約)事務局が主催するグローバルキャンペーンだ。2050年までにネットゼロ達成に向けた行動を呼びかける国際的な取り組みで、企業や地方自治体、NGOなど、非政府アクターを参加対象としている。

気候変動枠組条約(UNFCCC)は、1992年の地球サミットで採択された、地球温暖化を防止する国際的な枠組みを定めた条約のこと。同キャンペーンは2020年、国連が定めた国際的記念日「世界環境デー」である6月5日より運用がスタートされた。

発足の目的

地球温暖化

Photo by Keith Hardy on Unsplash

Race to Zeroの目的は、2021年11月に開催予定のCOP26(第26回国連気候変動枠組条約締約国会議)に向けて、非政府アクターによる脱酸素化への機運を高めていくこと。そして、温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」への貢献だ。

キャンペーン参加者には、世界の平均気温上昇を1.5℃に抑えるというパリ協定の目標を実現するため、2050年までにカーボンニュートラル実現を目指す約束や、達成に向けた行動を促している。加えて、⾮政府アクターによる取り組みを各国政府に示すことで、気候変動を抑制する各国の緩和策を引き上げさせることも狙いの一つ。

キャンペーンの内容

Race to Zeroでは、気候変動を防ぐだけでなく、雇用創出やインクルーシブで持続可能な成長を実現するため、企業・団体・地方自治体・投資家のリーダーたちを集めて同盟を組み、各非政府アクターの自主的な取り組みを促進している。

同キャンペーンに参加するには、各団体は次の基準をクリアしなければならない。

1.誓約(Pledge)

組織のトップレベルで、遅くとも2050年までにネットゼロを達成することにコミット。

2.計画(Plan)

COP26前までに、ネットゼロ達成に向けた短中期のステップを説明する。また、2030年までに二酸化炭素50%を削減するための中間⽬標を設定すること。

3.実行(Proceed)

設定した中間⽬標に向けて速やかにアクションを起こすこと。

※掲載している情報は、2021年4月30日時点のものです。

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