株式会社サンブンノナナのジュエリーブランド「SEVEN THREE.(セブンスリー)」は、従来は流通に乗ることのなかった、いびつな形の真珠を「金魚真珠」とネーミングし商標登録。サステナブルジュエリーとして、真珠養殖業者と連携し商品化している。
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百花 Goldfish Pearl Necklace 55,000〜60,500円
株式会社サンブンノナナのジュエリーブランド「SEVEN THREE.(セブンスリー)」は、従来は流通に乗ることはなかったいびつな形の真珠を「金魚真珠」とネーミングし商品化、および商標登録を行った。
真珠は本来丸い形が理想とされ、自然の影響で歪んだ形になったものをバロックパールと呼ぶ。そのバロックパールのうち、本来の真珠の理想形である丸い形に“しっぽ”のような突起がついてしまったものが、かわいらしい金魚のように見えることから、今回の名前がつけられている。
この取り組みは、2015年国連サミットで採択されたSDGsの目標12「つくる責任つかう責任」(※1)と、目標14「海の豊かさを守ろう」(※2)の実行といえるだろう。
(※1)持続可能な生産消費形態を確保する
(※2)海洋資源を持続可能な形で利用
伊勢志摩は世界で初めて真珠養殖に成功し、最高品質の真珠を育む地として有名だ。しかし近年はアコヤ貝の大量死や養殖業者の高齢化、後継者不足などにより生産は減少傾向にある。
養殖で真珠ができ上がるまでには3年かかると言われ、無事に取り出せたとしても真円の形のものは2割ほど。流通に乗らない、いびつな形の真珠も伊勢志摩が育んだ真珠であることに変わりはないという信念のもと、真珠養殖職人と連携し「金魚真珠」として商品化させた。
付属のジュエリーボックスは、従来の高級ジュエリーのような箱ではなく、カジュアルな「缶」を敢えて採用。伊勢志摩の真珠の魅力をもっと身近に感じてもらいたいという願いが込められている。
「金魚真珠」は着色を施さず、ブルー、グレー、ゴールド、マーブルなどの自然の色合いをそのまま生かしている。形も自然の恵みが作った「世界にたったひとつの形」であり、ひとつとして同じものはない。
また真珠の宝石言葉は「健康・長寿・富」。風水発祥の地、中国では「金魚」の発音が、お金が余ることを意味する「金余」と同じ発音であることから、金運の象徴としている。「金魚真珠」は金運のお守りとしても身に付けたくなるパーソナルジュエリーだ。
「SEVEN THREE.」のコレクションを構成するのは、花をイメージした3つのライン。金魚真珠を使った「百花(ヒャッカ)」の他に、豊年の兆しとなるめでたい花をイメージした「瑞花(ズイカ)」、冬に咲く花をイメージした「冬花(トウカ)」がある。
使用する真珠はすべて、伊勢志摩の真珠養殖業者から直接仕入れを行っており、通常は公開されない産地やヴィンテージも公開を可能にしているのだ。さらに品質の選定にもこだわり、真珠養殖歴60年以上の職人達が、長い経験から培われた鋭い目で厳選している。
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