子どもの支援を専門とした国際的な民間・非営利組織「セーブ・ザ・チルドレン」は、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける子どもたちのために、著名人による読み聞かせプロジェクト「#Save With Stories」を日本国内でもスタートした。
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左から、黒木華(女優)、清川あさみ(アーティスト)、木村多江(女優)、紗栄子(タレント)
子ども支援専門の民間・非営利の国際組織「セーブ・ザ・チルドレン」は、新型コロナウイルスの影響を受ける子どもたちのために、新たなSNSキャンペーンを開始。著名人による読み聞かせプロジェクト「#Save With Stories」をスタートさせた。
このキャンペーンは、著名人による絵本の読み聞かせ動画をオンラインで上で配信。外出を制限されている子どもたちに、教育的で楽しいコンテンツを提供すること、そして新型コロナウイルスの影響を受けた子どもやその家族に対する緊急支援のための募金・寄付を呼びかけることを目的とした企画だ。
アメリカで始まったこのキャンペーンが、日本国内においても一般社団法人 日本書籍出版協会、Facebook Japan株式会社、株式会社アイフリークスマイルズをはじめ、さまざまな企業・団体の協力のもと、開始されることになった。
日本では、5月25日に1都3県と北海道の緊急事態宣言の解除が発表され、4月7日に7都府県で出され全国に拡大した緊急事態宣言はおよそ1ヶ月半ぶりにすべて解除となった。今回の解除宣言を受けて、全国の保育園や小中学校、高校などのは再開に向けて進んでいる。
しかし、外出自粛の緩和については段階的に進める方針で、以前の生活にすぐに戻るわけではない。未知の感染症によって、社会のあり様がかつてないほど激変している。
この取り組みを始めたのは、米国のセーブ・ザ・チルドレンの評議員であり、映画俳優のジェニファー・ガーナーと俳優仲間のエイミー・アダムスだ。
彼らは「#SaveWithStories」を企画・展開し、同時に国内海外における、新型コロナウイルスの影響を受けている子どもたちを支援するための募金を呼びかけた。
日本国内では、尾上松也(歌舞伎俳優)、木村多江(女優)、黒木華(女優)、紗栄子(タレント)、渡辺直美(お笑い芸人)、冨永愛(モデル)、小川航基(サッカー選手)、清川あさみ(アーティスト)など、さまざまな分野で活躍する著名人たちが読み聞かせに続々と参加の手をあげている。(敬称略、順不同)
また、5月28日時点で新たに、柴咲コウ(女優・アーティスト・レトロワグラース代表)、長谷川京子(女優)、平原綾香(シンガーソングライター)、LiLiCo(映画コメンテーター/タレント)など、31名の著名人が加わり、これまでに74名の参加が決定。(敬称略、順不同)
期間は2020年5月20日〜6月30日まで、動画の公開は2020年12月までを予定している。
セーブ・ザ・チルドレンは、新型コロナウイルスの流行初期から、アジア、アメリカ、ヨーロッパ、そしてアフリカをはじめとする新興国で緊急支援活動を行なってきた。
感染症の感染予防、拡大の防止措置、医療関係者への支援をはじめ子どもたちとその家族、コミュニティを支援するために、世界中で100億円規模の緊急支援活動を行う。
日本においても学校休校の影響を受け、子どもたちの安全と感染予防に取り組みながら運営している放課後児童クラブ(学童保育)や、ひとり親家庭への支援を開始している。
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