放置竹林を再生し山間部の所得を創出する「MICHIKU-竹コミュニティ事業」開始

キッチンハウス広島ショールーム

京都で5代にわたり、竹林の育成整備から製品製造までを一貫して手がける老舗竹材店「竹定商店」が運営する竹の未知の可能性を探求するプロジェクト「MICHIKU」。放置竹林再生をテーマとして、本格的な事業性と公益性を両立する事業MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始した。

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2021.02.25
EARTH
編集部オリジナル

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本格的な事業性と公益性を両立する事業「MICHIKU-竹コミュニティ事業」開始

キッチンハウス広島ショールーム

京都で5代にわたり、竹林の育成整備から製品製造までを一貫して手がける老舗竹材店「竹定商店」が運営する竹の未知の可能性を探求するプロジェクト「MICHIKU」。

同プロジェクトが、放置竹林再生をテーマに、本格的な事業性と公益性を両立する事業「MICHIKU-竹コミュニティ事業」を開始した。

竹林整備後の様子

現在、全国各地で放置竹林が増加し、周辺の生態系を破壊するなど社会問題となっている。原因は、生産者の高齢化・後継者不足であり、その根本は需要の減衰だ。

しかし、同社においてはむしろ原竹の供給不足が深刻化しており、再び上昇する需要と、大きく下降する供給の二線が交差しているのが、現在の状況となっている。

そこで「良質な竹の安定供給」、「放置竹林問題の解決」「山間地域の所得創出」を実現することを目的にMICHIKU-竹コミュニティ事業が開始された。

MICHIKU-竹コミュニティ事業概要イラスト

MICHIKU-竹コミュニティ事業では、まず、竹定商店が加工適性等に合致するための造林・育成・伐採ノウハウを提供し、次世代の伐り子を育成。

産出された原竹を、安定した需要を背景に持つ竹定商店が適正価格で全量を買取り、品質・サイズに応じた製品に加工して販売。

竹加工時に排出された竹粉は、竹定商店の流通背景を通して土壌改良剤、保湿剤として農家の人々によって消費される。

次世代の伐り子が竹林を整備する様子

竹定商店では、今後もデザイン内装材と、部材生産需要の増加に追随して、生産地とする放置竹林の整備地拡大を行っていく予定だ。

合わせて、第2世代、第3世代と「伐り子として生きる」中山間地域での持続可能なライフスタイルの確立をサポート。

伐り子や地域、同社の取り組み先企業を巻き込みながら、整備された竹林を有効活用するコミュニティビジネスの立ち上げ、およびほか地域への水平展開を想定している。

お問い合わせ先/株式会社竹定商店
https://takesada-shoten.co.jp/

※掲載している情報は、2021年2月25日時点のものです。

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