グローバル・ラグジュアリー・グループの「ケリング」が「コンサベーション・インターナショナル」と「自然再生基金(regenerative Fund of nature)」を設立した。2025年を目標に、サプライチェーンにおける農場を再生型農業に変換していく。
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グローバル・ラグジュアリー・グループの「ケリング」と「コンサベーション・インターナショナル」は「自然再生基金(Regenerative Fund of nature)を設立した。
サプライチェーンにおける原材料の生産に関わる100万ヘクタールの農場および土地を、今後5年間で再生型農業に変換していくことを目指している。
この取り組みは、2025年までに「ネット・ポジティブ(全体でプラスとなる)」な環境保全を実現するというケリングの目標への重要なステップだ。
サプライチェーンの外部にある極めて重要で「代替不可能な」生息地を 100 万ヘクタールにわたって保護するというケリングの目標と合わせて、合計200万ヘクタールの環境再生型農業への変換を目指す。
具体的には、直接農業従事者をサポートし、再生型農業を推進。農家の技術レベルに応じて習慣改善の必要性を啓蒙する。再生型農業生産を拡大するために、適切な市場メカニズムの活用も確実に行うという。
焦点を当てるのは、ラグジュアリーの中心の原料であるレザー、コットン、ウールおよびカシミアのなかの一つまたはそれ以上。プロジェクトの進展状況は、自然、気候、地域コミュニティの暮らしに目に見える成果が確実にもたらされるようモニタリングされる。
コンサベーション・インターナショナル最高経営責任者のサンジャヤン博士は「人間が生きるために依存している自然を保全するというケリングの取り組みは、ファッション産業にとって大きな前進であり、この業界の甚大な数の人々に影響を与え、ファッションおよびラグジュアリー製品の消費者としての価値を再定義する大きな機会であることを意味します」とメッセージを発信している。(一部省略)
お問い合わせ先/コンサベーション・インターナショナル
https://www.conservation.org/japan
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