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フィンランド文化を体験 サステナブルな木造建築「メッツァ・パビリオン」がオープン

南麻布に位置する駐日フィンランド大使館の敷地内に10月6日、木造の「メッツァ・パビリオン」がオープンした。ここでは多くの企業がイベントを開催し、北欧やフィンランドの文化やビジネスを発信する予定。パビリオンのテーマは、サステナビリティ、自然、テクノロジーだ。

2020.10.07

フィンランド大使館敷地内に木造パビリオン「メッツァ・パビリオン」オープン

メッツァ・パビリオン

東京の都心にある駐日フィンランド大使館の敷地内に10月6日、木造のパビリオン「メッツァ・パビリオン」がオープンした。このパビリオンはフィンランドのデザイン、建築、テクノロジーを融合させた初の試みだ。

パビリオンの主なテーマは、サステナビリティ、自然、そしてテクノロジー。15ヶ月のオープン期間中、多くの企業イベントや文化的なイベントを開催する予定だ。

イベントでは、5G接続技術など最先端技術も活用される。例えば5Gのホログラム技術を使用することで、国と国をつなぐことなども可能だ。

一般の来場が可能な機会も用意されている。10月中旬からは、フィンランドのさまざまな魅力を紹介するセミナーやウェビナー、展覧会などを順次予定。

11月21日から23日の3連休には、日本でも人気上昇中のフィンランドスポーツ「モルック」やダンス、料理などが体験できるイベントも企画されている。

フィンランドと日本をビジネスでつなぐプラットフォーム

メッツァ・パビリオンは2021年末までの間、日本のパートナー企業とのコラボレーションなど、日本とフィンランドのビジネスを強化するためのプラットフォームとなる。

日本はフィンランドにとってヨーロッパ以外で2番目に大きな貿易パートナーであり、約160社の日系企業がフィンランドで事業を展開している。

メッツァ・パビリオンは、両国の企業間に新しいコネクションが生み出されることが期待されているのだ。

パートナー企業には「Nokia(ノキア)」や「Finnair(フィンエアー)」などが名を連ね、食品、エネルギー、循環経済、デザインなどさまざまな産業を代表するフィンランド企業がイベントを開催。

20以上のフィンランドの有名デザインブランドによる、北欧デザインの家具や商品の展示、販売も行われる。

2021年夏に延期された東京オリンピック・パラリンピックの期間中は、オリンピックチームのナショナルパートナーハウス「ホーム・オブ・フィンランド」として稼働する予定だ。

サステナブルな木造建築技術、最新通信技術で伝える

メッツァ・パビリオンの夕景

「メッツァ・パビリオン」はサステナブルな木造建築技術を使って完成されている。使われた素材は、フィンランドの森で育った木材からつくられた積層単板材「Kerto LVL」。

Kerto LVLでつくられた建築パーツは解体・輸送・再構築が可能で、木材も持続可能なフィンランドの森林で育てられたものを使用している。

木造建築の基盤はフィンランドの工場で組み立てられたことから、現場での組み立ては迅速に行われ、建物は3週間で完成した。

※掲載している情報は、2020年10月7日時点のものです。