2020年4月15日より、シューズブランド「Allbirds」の全商品において、カーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)の排出量を順次表示される。カーボンフットプリント排出量ゼロを目指す、サステナブルな取り組みだ。
ELEMINIST Press
最新ニュース配信(毎日更新)
サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。
わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ
サンフランシスコのシューズブランド「Allbirds(オールバーズ)」。2020年4月15日より、サステナブルの取り組みのひとつとして、全商品にカーボンフットプリントの排出量を順次表示すると発表した。カーボンフットプリントに対する関心を高め、排出量ゼロを目指すという。
カーボンフットプリントとは、製品をつくるために排出された、あらゆる温室効果ガスの排出量をCO2の排出量に換算したものだ。
多くの人々にとって日常となった、食品に表示されているカロリーチェック。行動を喚起した背景には、各国での栄養表示の義務化がある。それまで知ることがなかった情報が可視化されたことにより、世の中の健康意識は格段に向上した。カーボンフットプリントの排出量を表示することは、まさにそんな行動改革だという。
同取り組みのために、「Allbirds」では専門家と共同でライフサイクルアセスメント(LCA)ツールを開発。ライフサイクルアセスメントとは、製品やサービスに対する環境影響の評価方法のことである。
同ツールにより、カーボンフットプリントを綿密に測定できるようになった。カーボンフットプリントの排出量を減らすためには、素材調達、製造、洗濯、廃棄に至るまでの各プロセスの排出量を知る必要があるからだという。
生活のなかでカーボンフットプリントへの興味関心をさらに高めるため、日用品の平均的なカーボンフットプリント排出量と比較できる表も公開されている。
例えば「Allbirds」のシューズの平均値7.6kgの排出量は、スマホ充電の967回分、ガソリン車で30km 走行分、洗濯乾燥機5回分に相当するという。
2016年サンフランシスコに設立。サッカーの元ニュージーランド代表であるティム・ブラウンと、バイオテクノロジーの専門家であるジョーイ・ズウィリンジャーがタッグを組んだ。
会社設立は、長年スニーカーを使ってきたティムが、大きなロゴや目立つ色、ケミカルな素材で構成されていることについて疑問を持ったところから始まる。そこで故郷のメリノウールに着目し、ジョーイとともに、快適性とサステナビリティ、デザイン性を兼ね備えたスニーカーづくりを目指した。
快適性だけでなく、CO2排出量を抑える環境に配慮したモノづくりはアメリカで共感を呼び、環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ氏も投資した。「Allbirds」 の評価は、世界中に広まっている。
Allbirds 原宿
東京都渋谷区神宮前1-14-34 原宿神宮の森ビル1階
0800-080-4054
営業時間: 11:00~20:00
定休日:不定休
※現在臨時休業中
問い合わせ先/Allbirds
https://allbirds.jp/
ELEMINIST Recommends