「ロンハーマン」消費者と農家をつなぐfarmers 360° linkに参画し試作コレクション発表

ロンハーマンは、オリジナルレーベル「8100」の新作コレクションの素材にアフリカ・ザンビアのコットン農家が見えるトレーサブルコットンを起用。生産者と消費者をつなぐプラットフォーム「farmers 360° link」に参画することで、消費者が農家を支援できる仕組みを取り入れた。

ELEMINIST Press

最新ニュース配信(毎日更新)

サステナブルに関わる国内外のニュース、ブランド紹介、イベントや製品発売などの最新情報をお届けします。

2023.04.07
LIFESTYLE
編集部オリジナル

わたしたちの買い物が未来をつくる|NOMAが「ソラルナオイル」を選ぶワケ

Promotion

ロンハーマンオリジナルレーベル「8100」トレーサブルコットンを通して消費者が農家を支援

「8100」の23SSウィメンズコレクション

ロンハーマンは、オリジナルレーベルの一つ「8100」の23SSウィメンズコレクションの素材としてアフリカ・ザンビアのコットン農家が見えるトレーサブルコットンを起用した。

この取り組みは、三井物産が手がける生産者と消費者をつなぐプラットフォーム「farmers 360° link(ファーマーズ 360° リンク)」との出会いから始まった。

farmers 360° linkは、アフリカ・ザンビアの小規模な零細農家が生産する人権と環境に配慮したプリファードコットン「Cotton Chiko Africa」と、デジタル技術を組み合わせ、ファッションを通じて生産者と消費者を結び、新たなエシカル消費体験を提供するプラットフォーム。

アフリカ・ザンビアの農家の人々

「オーガニックコットンやリサイクルコットンだけではない、心地よさを感じるエシカルなコットンとは?」ロンハーマンは、 2025年までにオリジナル商品のコットンのサステナブル比率を100%にする目標を掲げており、それを探し求めているなかでfarmers 360° linkと出会った。

身につける衣服の原材料であるコットン。誰によってどんなふうに育てられたかを知れるだけでなく、商品を購入することで購入者自身が生産農家に対しての支援方法を選択することができ、その後の様子も見守ることができる。

そんな“トレーサブルコットン”もサステナブルなコットンに値すると学び、人々に新たな価値や体験を提供できる「farmers 360° link」の素晴らしい取り組みに賛同し、ファーストトライアルに参画することが決定した。

「8100」の23SSウィメンズコレクションの素材として起用し、全6型のアイテムを4月1日(土)よりロンハーマン各店にて発売開始している。

トレーサブルコットンを起用したスウェット、Tシャツ、パンツの全6型を発売

アフリカ・ザンビアの農家の人々

farmers 360° link初始動となる今回のコレクションには、アフリカ・ザンビア中央州に住む契約農家の100人が育てたコットンを使用。農家の自立や成長に対してはたらきかける現地の農業関連会社ETC Group Limitedが築いた信頼のおける農家の手によって、環境や人権に配慮して手作業で育てられている。

2021年秋の種付けから2022年春の収穫まで大切に育てた綿花を、ブロックチェーン技術を用いてトレーサビリティを確保した上で日本へ輸出し、ロンハーマンの縁のある紡績工場新内外綿で紡績。その糸を用いて3つの縫製工場にてスウェット、Tシャツ、パンツの全6型を生産した。

これらのアイテム一枚一枚には、それぞれ生産者への応援原資が含まれており、購入者は商品についているタグのQRコードを読み込むことで、アプリを通じて生産者である農家に対しての応援方法を選択することができる。

第一弾となる今回の応援方法は「綿花の生産量を上げるための肥料を支援」「未来を担う子どもたちのための食事を支援」「インフラを支えるためのソーラーパネルを支援」の3つを用意。

また応援するだけでなく、農村の人々の暮らしやコットンの生産背景、農家の人々の想いなど、アプリを通して知ることができ、さらにその後のプログラムの進捗状況やコミュニティの変化も見届けることができる。

アフリカ・ザンビアの子どもたち

ふだんはなかなか見ることのできない、自分が身に纏う衣服の原材料をつくる人々を知れる喜び。そしてその人々の未来をよりいいものへと応援できる喜び。新たなお気に入りの一着を身に纏う楽しみのその先に、同じ地球上にいる誰かとのつながりや体験も味わってもらうことを目指している。

さらにこうした活動を通じて、アフリカ・ザンビアの農家をサポートし、よりいい綿花栽培の環境づくりをともに目指したいというのがロンハーマンの想い。オーガニックコットンという選択肢にたどり着けず、さまざまな環境で産業に従事する人が多くいる今の世のなかにおいて、この取り組みが労働環境の整備や改善への手助けとなるだけでなく、そこにいる人々や未来を担う子どもたちへもつながっていくことを目指している。

ザンビアの農家の人

“カジュアルこそ、真のラグジュアリーを”。創始者ロン・ハーマンが長年の経験から学んだこの想いが、今回のプロジェクトアイテムに託されている。何気なく手に取る日常着だからこそ、その選択がよりいい未来への一片にしていくことが、プロジェクトのビジョンだ。

お問い合わせ先/ロンハーマン
https://ronherman.jp/

※掲載している情報は、2023年4月7日時点のものです。

    Read More

    Latest Articles

    ELEMINIST Recommends